1日目①
出発、いや出陣というべきか。
ワクワク感と恐怖感が混在する。
私は何か事をおこすときは、図書館へ行き、入門書、専門書、文献を調べ、基礎知識を理解してからにしている。臆病なのだ。今回も、もちろんバックパッキング専門書を数冊読み勉強した。
はたして旅は、教科書通りに進むのか?笑
鉄道とバスで、船着場へ。
バックパッカーは人の視線を浴びまくる。
旅の危険や不安からくる恐怖感に打ち勝ち、旅立つ事ができた、優越感から、その視線は羨望の眼差しと思えた。
駿河湾フェリーへ乗船した。
中を見渡すと、数日前に観たフィッシュストーリーという映画に出てくるフェリーの内装と同じだと気づいた。
その映画の感傷に再びひたり、高揚感を存分に味わったあと、スッチーさんに事実を確認しようと思ったら、船壁にロケしたときの写真や記事が掲示されていた。
席へつき、さらに感傷にひたる。
しかし、スッチーさん美人で、モロ好み。思わず軽食メニューを見てオプションが無いか確認してしまった。
地形図のルートを再確認していたら、船酔いした。
アスピリンをやったが、船酔いには効かなかった。
フェリーを降り、コンビニで食料を買った。船で一緒だったチャンネー二人が、私へ羨望の眼差しを浴びせながら通り過ぎた。
声をかけたかったが、歩きたい欲求がチャンネーに勝った。
コンビニ向かいにある自然歩道の入口。恐怖感がある。この感覚は童貞を捨てる時や、暴徒に襲撃され止むを得ず迎撃するときに似ていた。
第一歩、足を勢い良く踏み入れ、処女膜を破った。
踏み込むと恐怖感は心地よさへ変わった。
しかし、船酔いの吐き気、頭痛は変わらない。

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