ヒグマとの遭遇

Nさんに狩勝峠まで送っていただき、17キロワープ。
ありがとうございました。
霧が発生している。

路面凍結はなかったので安心した。
滑った車に突撃されたら、さすがに伝説のサバイバーも死ぬ。
標高約600M、寒い。0700時、推定3度。16日の雪が積もっている。
峠は越えているといっても、バックパックが20キロオーバーなので時速4.5キロしかでない。
昼にはNさんからいただいた甘いパンを食べる。甘いものを異常に美味しく感じる。
旅の前は甘いものが嫌いだったのにだ。
山深い道を歩く。

野獣のビチグソを発見。
山ブドウ入り。ヒグマのものだ。ホヤホヤビチグソなので、緊張が走る。
戦闘になったら護身用にカスタムしたマグライト(※1)で戦う。
※1
ジェラルミン製の高強度超軽量の懐中電灯で、各国の警察機関で採用されている。

迎撃態勢で進む。
道路右側の崖下側を進む。崖下より崖上から襲われた方が不利と考えた。
野獣と化したサバイバーは進む。
30メートル進む。
右前方ガードレール脇に野獣の気配を感ずる。
「ドルルルッ」
2時の方向、5メートル先にいた。
大型獣の声。
しかのように甲高くない。
北海道にはイノシシは居ない。
野犬にしては声が低い。
姿は見えないが、ヒグマの可能性が極めて高い。
ヒグマが自身の存在を伝説の野獣サバイバーに知らせたのだ。
立ち止まり迎撃態勢をとる。
姿は見えない。ヒグマも私の姿は見えないと思われた。
攻撃がないので、ヤツは殺る気は無いのだと判断して、足音をわざと鳴らしながら道路左側へ渡り、迎撃態勢をとったままゆっくりと進む。
クソがあったら近くに居るってネタはMAJIだった。
現着。
南富良野観光協会で休養させていただく。
南富良野道の駅でくつろぐ。
ここ最強。
電源、Wi-Fi、机、椅子を無料開放している。

旅人に優しい町だ。
夜から雨なので道の駅の軒下でテン泊。
66日目10月24日
現在地:南富良野
歩行距離:21キロ
移動距離:38キロ
野宿場所:南富良野道の駅

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